詳しい分類は知らないがタナゴの仲間は10数種類あるようだ。子供の頃琵琶湖では、どこでもいくらでも釣れた、ヤリタナゴが多くタビラ、アブラボテ、バラタナゴなどが主であったとおもうが、どんな種類であってもボテと称して皆がバカにしていたものだ。浜大津競艇場の観覧席最前列から湖面をのぞくと、たくさんのタナゴが見え、サシムシ(ウジムシ)を餌に竿を出すと次から次へといっぱい釣れた、全部ヤリタナゴで、タナゴとしては大きい方であった。15年前に関東から京都に戻ってきて、何十年ぶりかで浜大津に娘を連れてタナゴ釣りに行って驚いた。タナゴは一匹も釣れず、ハヤもモロコも釣れず、全部が全部小さなブルーギルばかり、今や琵琶湖の湖南はブルーギルが席巻して、タナゴなど在来の小魚を釣ることはできないのではないか。しかし、今でもバラタナゴなら桂川の吉富で釣れる。このタナゴは小型で美しいので水槽で飼うのにちょうどよい。タナゴは小さく苦いので、昔も食べる人はほとんどいなかったが、私はその苦さが好きで、から揚げにしてよく食べた。魚嫌いの父親もなぜかタナゴのから揚げは食べた。
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