2015年10月25日日曜日

フナ


子供の頃は、田の水口や水路にドジョウなどと一緒にたくさんの小鮒がいた。私の親戚が山陰腺の八木に住んでいるが、昔、そこでは田の用水路に面した家では、フチと称して水路の底を少しだけ掘って深くしておき、秋に田の水が落ちるとそこに小鮒が取り残されてしまう。これを甘露煮にしたものを毎年食べさせてもらった。

鮒は、40センチを越えると大物で、それは大抵ゲンゴロウブナ(ヘラ鮒)だが、そのような大物は昔はなかなか釣れなかった。しかし今はそれほどでもない、鯉と同様川相や水質が鮒に適したものになってきたのだろう。桂川では40センチ級もさほど珍しくはない。

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