ハクレン
関西では見たことがないが、利根川では繁殖期に栗橋のあたりに集結して、たくさんのハクレンが水面で一斉にジャンプするのが毎年のように新聞紙面を飾る。普段は栗橋よりもう少し下流にいるようで、私も佐原でコイ釣りをしていたときに50センチ程度の奴を2~3度釣ったことがある。大きさの割に引きはそれほどでもないのは、頭ばかりで下半身が貧弱だからなのだろう。しかし、巨大なのもいるようだ、佐原の岸辺に死体となって転がっていたのは1
メートルを遙かに越える大物で、体幅があるのでよけい大きく見えた、漁師か誰かが捨てていったのだ。
釣ったのを一度持ち帰って料理してみたが、まず、捌くのが大変だ、骨が硬く頭を落とすのは普通の包丁では刃がたたず、金槌でたたいてようやく切り離した、あばら骨なども猛烈に硬い。小骨も多い、甘辛く煮つけたが、苦労した割に味もいまいちであった。中国の北京では重要な食用魚だと聞いたが、あそこではどうやって食べるのだろう。
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